1977-04-07 第80回国会 参議院 予算委員会 第15号
○政府委員(松浦十四郎君) 「マグロの切り身をこころみにライポンFで洗ってみた。脂気が抜けてしまうかと思ったが、決してそんなことはなくかえって色が鮮かになり、味は少しも変らないということを発見した。特に東京湾のように、大腸菌や好塩菌がウヨウヨしている海で取れた魚なんか、一応ライポンFをくぐらせるのが安全ではないだろうか? ここでオハナシを一席。 彼と彼女は頬を寄せて、ささやきを交していた。」
○政府委員(松浦十四郎君) 「マグロの切り身をこころみにライポンFで洗ってみた。脂気が抜けてしまうかと思ったが、決してそんなことはなくかえって色が鮮かになり、味は少しも変らないということを発見した。特に東京湾のように、大腸菌や好塩菌がウヨウヨしている海で取れた魚なんか、一応ライポンFをくぐらせるのが安全ではないだろうか? ここでオハナシを一席。 彼と彼女は頬を寄せて、ささやきを交していた。」
○政府委員(松浦十四郎君) ライポンFを動物に飲ませた実験をやっておるわけでございますが、ライポンFの純度と申しますか、その中のABSの量というものはちょっとこの実験に書いてございませんので、私ども存じません。 なお、昭和三十一年の実験でございますので、この文書以外持っておりませんので、どのような純度であったかということはわかりません。
○政府委員(松浦十四郎君) 池田論文では、ライポンFを何cc飲ましたと、こういうことはございますが、そのライポンFの中に……
ライポンFのABS、これはいまでも朝日で連載中でありますが、人間の体にも影響がある。そうするならば、そういうようなものを湖へ流すことによって、動植物に対する影響はどうなのか。それと同時に、経皮吸収によるところの毒性の研究、こういうものは行ったのかどうかが二つ目ですね。
そして対象品目としてLASであるとかAOSであるとかAESであるとかABS、ライポンF、こういうようなものをやっている。食器洗浄用のものに対して、有害なものは販売を停止させる、こういう措置もとっているでしょう。ましてライポンFの場合は、これは進んでいまはもうやっていないけれども、いままで買ってあるもの、販売中のものはそのままでしょう。
ライポンFが、粉で四百五十グラム入り百円が百五十円、五〇%の値上げですから。こういうものは、あれだけ騒がれた品物ですから、何もこれを残す必要ないですよ。 それで特に、このライオン油脂は非常にもうかっているんですよ、新聞に出ていますがね。一月の決算を私いま聞いてみた。ところが、ライオン油脂は前期に比べまして経常利益四〇%の増である、四〇%ですよ、これだけもうけているんですよ。
ライポンF、これは粉のほうが四百五十グラム入りで百円から百五十円、これも五〇%の値上げですから。これは取り下げたんですか、値下げしたんですか。
厚生省の外郭団体で社団法人ですけれども、これが昭和三十一年に中性洗剤ライポンF、これについて第一号推奨広告を行なっております。これがきっかけになって、各メーカーに同様の推奨を行なっております。これなどは、企業に絶好の宣伝材料を提供した、こういうふうに私は見ます。
○浦田政府委員 昭和三十七年に粉ミルクと間違えてライポンFを誤飲されて死亡したという事故があったということは承知いたしておりますが、この事件につきましては、昭和四十二年六月東京地方裁判所におきまして、本件の死因は中性洗剤の誤飲によるものではないという判決が下されていると承知しております。したがいまして、この事故と推奨行為とは何ら関係はないのではないかと考える次第でございます。
○小宮委員 もう時間がないのでかけ足でやりますが、昭和三十七年九月二十日に、先ほども質問が出ましたけれども、日本食品衛生協会がライポンFを推奨品として宣伝したのですね。ところが、このライポンFによって、これはもちろん牛乳と間違えて飲んだわけですが、死亡事故が起きた。
いま使われておる洗剤、たとえば名前をあげれば、ライポンFならライポンFというものが、有害であるかどうかということを聞いておるのです。つまり審議官は、有害な洗剤、有害な物質と、こう言っているわけだ。有害な物質と、そう言いましたね。個々の商品についてはどうかわかりませんけれどもと、こうおっしゃったのです。一般的にはと、こうおっしゃっている。
○木村美智男君 三十七年に、ライポンFの中毒死事件というものがありましたね、これはまあ、洗剤として使用する限りという答弁ですから、それは、そういうことであればそういうことになりますがね。やはりミルクと間違えて、世界で初めてですよ、死んだというのはね。そういうことが一つあるということ。
というのは、問題の起こりは、現在裁判をやっておると思うのでありますが、これは薬の害、薬禍の問題で——この問題ではない、私はほかの問題で議論したけれども、そういうことに類する問題だけれども、いまのハード型の洗剤をライポンF、ライオン油脂が精製しておるのですが、相当有名な品物です。あやまってさじで二グラムか三グラム飲んで死んだわけです。
花王石けんが、ライポンFか何かつくっておるから、こっそり権威のある市場調査の株式会社に委嘱してやったのですよ。今日そういう専門の技師なんかに聞いてごらんなさい。あなたのようにあいまいな答弁をする人はおらぬですよ。あなたのような非科学的な答弁をする人はおらぬですよ。私はあとから幾らでも資料を出しますよ。
○大原分科員 この中性洗剤、たとえばライポンFとかなんとかたくさんあるわけですが、これは相当はでに宣伝されましたけれども、最近御承知のようにモノゲンとかその他でハードをソフトに切りかえるのだといって宣伝して、中性洗剤に含まれているABS、これの公害問題が非常に大きくなっているわけです。あした私は別のところでやるから、厚生省の関係でありますが、そこへ通産省にも出てもらいたいと思います。
たとえばライポンFにしたところでその他のものにしたところで、これはあなたが言われるように、適正な使用をしなければ毒になりますよということはどこにも書いてない。あなたは農薬をおっしゃったけれども、農薬は劇薬です。毒物です。そんな農薬は毒物という指定をしている。これのどこに間違えたならば毒になりますと書いてあるか。それじゃあこれは毒にならないのか。毒と言っても、それは一服飲めばすぐ死ぬ毒もあります。
これに、「品名ライポンF、右の名称で当協会に提出された洗滌剤について審査したところ次の理由に基き野菜果実及び飲食用器具等の洗練に優れた効力を有するものと認めこれを推奨する」、こうなっております。
ところが、実際に主婦の場合を見ますと、あのライポンFであるとか、そういうのに使用規定が書いてある。わずかの小さいグラス一ぱいを二リットルの水に溶かす、いわゆる四百倍ぐらいにして使えということがありますけれども、実際の主婦の使用状態というものは、この報告書にあるように、原液のまま、あるいは原液をすこし希釈した程度でもって使っている。
ライポンFという中性洗剤を庵島弘敏という人があやまって飲んで、これがほとんど即死の状態でなくなったという事件、しかもこれは変死体を取り扱っておりまする公の機関の東京都の医務院で解剖いたしました結果、中性洗剤の中毒死であるということが明らかにされたわけであります。
○猪俣委員 われわれの調査によると、いま問題になりましたこのライポンF、誤飲して死亡した洗剤でありますが、これはライオン油脂株式会社でつくっておる。このライオン油脂株式会社はカルフォルニア・ケミカル会社から輸入している。これは三井物産が輸入し、三井物産からまた買っておるのであります。このケミカル会社から三井物産が日本の輸入量の八〇%を輸入しておる。
わからぬが、問題はこういうライポンF、これに厚生省実験証明として、毒性を有せず、衛生上無害である。これは私の家にあったのだ。りつ然たらざるを得ないのだ。そこでこの庵島の家で飲んだとき、医者を呼んで胃の洗浄をしようかと言ったが、これを見て、毒はないのだからこんなものは大したことはなかろうといって、胃の薬を飲んで寝たそうです。そうしたら二、三十分後に死亡しちゃっているじゃないか。
それから調べたところが、この粉ミルクの箱とライポンFの箱と間違えて置いたことがわかった。たぶんいつものとおり五さじぐらい奥さんが調合したのだと思われるのですが、それは中性洗剤を調合した。そこで、これはたいへんだということで中性洗剤のライポンFを調べてみたところが、ここに厚生省実験証明、毒性を有せず、衛生上無害であるというレッテルが箱に張ってある。
ただわずかにライポンFの急性経口毒性LD50の実験がなされただけであります。それの所見では、毒性が必ずしも大であるとは認められないとの所見を発表しておられる。こういうふうな毒性の検査だけでいいかどうかということにつきましては私は疑問を持ちます。 それから、三十一年九月の通知に「通常の使用」と書いてありますが、通常の使用とは一体何か。この言葉の解釈すらわからない。
池田技官の言われたのは、いわゆるアルキル・ベンゼン・スルフォン酸としての量をおっしゃったのでありますが、よく池田先生のほうで言われるのは、いわゆるライポンFに対してはしD50を五グラムつまりライポンFでおはかりになっている、こういうような問題に対しまして、いわゆるアルキル・ベンゼン・スルフォン酸でおはかりになっている、こういうところが非常に矛盾していると思うのです。
○説明員(池田良雄君) ライポンFにはございません。あとはミヨシ中性洗剤についてもやはり行なっております。これの結論を読ましていただきますと、「ミヨシ中性洗剤をラット及びマウスに経口投与し急性毒性試験を行ったが、五〇%致死量はいずれも五グラム・パー・キログラム以上と推定され、また著明な中毒症状、主要臓器の変化も認められなかった。本試験の結果からミヨシ中性洗剤の毒性は大であるとは考えられない」。
○説明員(池田良雄君) それでは、私は初めに、ライポンFの急性毒性試験を行なった——こまかいことは別といたしまして、結論だけ読みまして、それでよろしゅうございますか。